「ヘルマン・ヘッセ」一覧

おそらくすべての芸術の根本は、そしてまたおそらくはすべての精神の根本は、死滅に対する恐怖だ。ヘルマン・ヘッセ

我々は人間についてあまりにも知らない。絶望的に知らなすぎる。ヘルマン・ヘッセ

過ちも失敗も多かった。だが、後悔する余地はない。ヘルマン・ヘッセ

死はそこにもここにもいる。死はあらゆる道すじに立っている。死はわれわれが生を諦めると、すぐにわれわれの中に入ってくる。ヘルマン・ヘッセ

雲は戯れであり、目の慰めである。祝福であり、神のたまものであり、怒りであり、死神の力である。ヘルマン・ヘッセ

愛は憎しみより高く、理解は怒りより高く、平和は戦争より気高い。ヘルマン・ヘッセ

年をとっているということは、若いことと同じように美しく神聖な使命である。ヘルマン・ヘッセ

悩みに囚われて（生きる）意味を探し始めるわずかな人々の中にこそ、人類が生存することの意味があるのです。ヘルマン・ヘッセ

自分の内にあるもの以外は現実感がない。ヘルマン・ヘッセ

雲は親切な天使のように、美しく、豊かで、恵み深いが、死神の使者のように、暗く、のがれがたく、容赦を知らない。ヘルマン・ヘッセ

学問とは相違を発見することに没頭することにほかならない。学問とは識別の術である。ヘルマン・ヘッセ

はかなさがなければ、美しいものはない。美と死、歓喜と無常とは、互いに求め合い、制約し合っている。ヘルマン・ヘッセ

君自身であれ！ そうすれば世界は豊かで美しい！ヘルマン・ヘッセ

新しい秩序へと変わってゆく前に、混乱はきちんと認識され、体験されることが必要である。ヘルマン・ヘッセ

仮借(かしゃく)ない運命もまた最高のもの、究極のものではない。ヘルマン・ヘッセ

人生を明るいと思う時も、暗いと思う時も、私は決して人生をののしるまい。ヘルマン・ヘッセ

本当に、自分をすべてのものから逆らいようもなく、そっとへだてる暗さを知らない者は、賢くはないのだ。ヘルマン・ヘッセ

信仰と懐疑とは互いに相応ずる。それは互いに補（おぎな）い合う。懐疑のないところに真の信仰はない。ヘルマン・ヘッセ

自分自身から離れるのは、罪だ。僕たちは、亀のように自分自身の中にすっぽりもぐりこむことができなくてはならない。ヘルマン・ヘッセ

弱い、不安に満ちた、ひしがれた人間の魂が、運命に打ち勝ち、それを制することができる。ヘルマン・ヘッセ

昇進は自由への一歩ではなく、束縛への一歩である。職権の力が大きくなればなるほど、奉仕はいよいよ厳しくなる。ヘルマン・ヘッセ

不安に打ち勝った者は、もはやこの世に生きるのではなく、神の中に、永遠の中に生きているのだ。ヘルマン・ヘッセ

一本の美しく強い木ほど神聖で模範的なものはない。ヘルマン・ヘッセ

愛は、私たちを幸福にするためにあるのではなく、私たちが悩みと忍耐においてどれほど強くあり得るかを示すためにある。ヘルマン・ヘッセ

死は私たちの賢いよい兄弟であって、潮時を心得ているのだから、安心してそれを待っていればよいのだ。ヘルマン・ヘッセ

愛されることが幸福なのではない。愛することこそ幸福だ。ヘルマン・ヘッセ

勇気と節操を持っている人達は、他の人から見るといつだって非常に気味の悪いものさ。ヘルマン・ヘッセ

心の中にある絵をしばらくの間逆さまに懸けてみるのはいいことだ。ヘルマン・ヘッセ

真の教養に行く道の一つは、世界文学を学ぶこと。ヘルマン・ヘッセ

私はもはや快楽と憂苦とを区別しなかった。それは互いに等しく、どちらもが私に苦痛を与え、どちらもが甘美であった。ヘルマン・ヘッセ