
すべて賭けをする人は、不確実を以(も)っ
すべて賭けをする人は、不確実を以(も)って勝つために確実に賭ける。パスカル
きっと心に響く名言
すべて賭けをする人は、不確実を以(も)って勝つために確実に賭ける。パスカル
人にほめられたいなら、自分のことをほめるな。パスカル
危険な行き過ぎが二つある。理性をただちに否定することと、理性の他は何も認めないことだ。パスカル
役立つ人間だと人に思われたいならば、それを口に出すな。パスカル
人はひとりぼっちで死ぬであろう。だから、ひとりぼっちであるかのごとく行為すべきである。パスカル
人間のむなしさを知ろうとするなら、恋愛の原因と結果とをよく眺めるがよい。パスカル
愛には年齢がない。それは常に生まれ続けるからである。パスカル
美と呼ばれるものは、しばしば流行と地域で決められる。パスカル
人間は偽装と虚偽と偽善にほかならない。自分自身においても、また他人に対しても。パスカル
心には、理性で分からない理由がある。パスカル
キリスト教の信仰は二つの真理、すなわち人間の自然性の堕落と、イエス=キリストの購(あがな)いとを両立させるところである。パスカル
人間の偉大さは、考える力にある。パスカル
人間は考えるために生まれている。ゆえに人間は、ひとときも考えないではいられない。パスカル
世の中にはたくさんよい格言がある。人がそれらの適用を誤っているだけだ。パスカル
人間は、死、悲惨、無知を癒すことができなかったので、自己を幸福にするために、それらをあえて考えないように工夫した。パスカル
原理とは、現在だれもが使用中で、すべての人の眼の前に存在するものである。パスカル
いちばん小さい事物を軽蔑し、いちばん大きい事物を信じない人間から何が得られようか。パスカル
すべて賭けをする者は、不確実なものを得るために、確実なものに賭ける。パスカル
力なき正義は無能であり、正義なき力は圧制である。パスカル
実物には一向に感心しないくせに、それが絵になると、似ていると言って感心する。絵とはなんとむなしいものだろう。パスカル
空想は感情に似ているが、感情とは反対のものである。パスカル
心情は理性の知らないところの、それ自身の道理を持っている。パスカル
人間には二種類しかない。一つは自分を罪人だと思っている善人であり、他の一つは、自分を善人だと思っている罪人である。パスカル
時は苦しみや争いを癒す。というのは、(時がたてば)人が変わるからである。人はもはや同一人ではないのである。パスカル
恋愛に年齢というものはない。それはいつでも生まれる。パスカル
クレオパトラの鼻がもう少し低かったら、世界の歴史は変わっていただろう。パスカル
欠陥に満ちていることは一つの悪である。しかし欠陥に満ちていながらそれを認めようとしないのは、さらに大きな悪である。パスカル
人は宗教的確信に促されて行う時ほど完全に、また喜んで悪事を働くことは決してない。パスカル
人間が存在するということは不可解であり、神が存在しないということも不可解である。パスカル
人間の悲惨を知らずに、神をのみ知ることは、傲慢を惹(ひ)き起す。パスカル