
忍耐――それによって凡人が不名誉な成功を
忍耐――それによって凡人が不名誉な成功を収めるくだらない美徳。アンブローズ・ビアス
きっと心に響く名言
忍耐――それによって凡人が不名誉な成功を収めるくだらない美徳。アンブローズ・ビアス
議論――他の人の思い違いをますます強固なものにする方法。アンブローズ・ビアス
法律家──法律の網をくぐる技術に熟練している者。アンブローズ・ビアス
反乱──失敗に終わった革命。アンブローズ・ビアス
苦痛──友人の繁栄に曝(さら)されることによって罹(かか)る病気。アンブローズ・ビアス
幸福──他人の不幸を眺めることから生じる快適な感覚。アンブローズ・ビアス
恋愛――患者を結婚させるか、あるいはこの病気を招いた環境から引き移すことによって治すことができる一時的精神異常。アンブローズ・ビアス
想像──事実がしまいこんである倉庫で、詩人と嘘つきの双方で共有するもの。アンブローズ・ビアス
野心──生きている間は敵から悪し様(ざま)に言われ、死んでからは友人から物笑いにされたいという抑えがたい欲求。アンブローズ・ビアス
結婚──一人の主人、一人の主婦、または二人の奴隷になる境遇。アンブローズ・ビアス
怠惰に見える人間がいるのは、彼がやや禁欲的な傾向をもっているに過ぎない。アンブローズ・ビアス
博学──学問に励む人によく見られる一種の無知。アンブローズ・ビアス
愛国者──政治家には馬鹿みたいにだまされ、征服者には手もなく利用される人間。アンブローズ・ビアス
野党──政治において、政府与党の足を切断することによって、乱暴狼藉の限りを尽くさせぬようにしている政党。アンブローズ・ビアス
機会──失望をつかみたければ、これが好機。アンブローズ・ビアス
平和――二つの戦争の時期の間に介在する、だまし合いの時期。アンブローズ・ビアス
陰口──対象に見られる危険の無い時、彼についてありのままを話すこと。アンブローズ・ビアス
うわさ──人の評判を抹殺しようとする暗殺者たちが好んで用いる武器。アンブローズ・ビアス
エゴイストとは、他人のエゴイズムのことを、少しも考慮しない人のことである。アンブローズ・ビアス
経験──これまで我々が奉じてきた愚行が、あらずもがなの古なじみである、と分かるようにしてくれた英知。アンブローズ・ビアス
流行──人々が嘲笑しながらも服従する専制君主。アンブローズ・ビアス
意志のあるところに「否」あり。アンブローズ・ビアス
野心──生きているうちは敵から罵言され、死後は味方から冷笑されたいといった、抑え切れないような激しい欲望。アンブローズ・ビアス
人の読書で分かるのが学びと育ち。何が笑いを誘うかで、その人の未来を卜(ぼく)す。読むなかれ、笑うなかれ。アンブローズ・ビアス
金銭──邪魔にならない財産。手放すとき以外、何の利益ももたらさない。アンブローズ・ビアス
政治――主義主張の争いという美名のもとに正体を隠している利害関係の衝突。私益のために国事を運営すること。アンブローズ・ビアス
忍耐――美徳に見せかけた小さな絶望。アンブローズ・ビアス
卑屈──富とか権力を前にして執るところの好ましい習慣的な心の態度。アンブローズ・ビアス
女性──普通「男」の近くに住む、順応性の少ない動物。アンブローズ・ビアス
大砲──国境を修正するのに用いられる道具。アンブローズ・ビアス