「アラン」一覧

戦争が欲せられたものではなく、常に余儀なくされたものだと思うがゆえに、戦争の聖なる旗印を自分の回りに探す。アラン

本当の賭博者は、注意・用意・腕前がものをいう賭け事はあまり好まない。アラン

希望すること、これが幸福なのだ。アラン

決して人に向かって、顔色が悪いねなどと言ってはならない。アラン

何が問題なのかが完全にわかったら、その問題は解決されている。アラン

太っ腹に相手を信用してかかり、美点を探すのでなければならぬ。人間に期待をかける人こそ、もっともよく報いられるものである。アラン

自転車は走ればこそ転倒しない。要領の良い連中は、不安定な世の中を遊泳する。アラン

人は棚ぼた式の幸福をあまり好まない。自分でつくり上げることを欲するのだ。アラン

信仰のないところに精神はない。アラン

自由第一主義にあらず、正義第一主義がおよそ社会主義の公式である。アラン

宿命論が後悔を追い払うのは、人ができることをすべてし尽くした場合に限る。アラン

理解は感嘆にまさる。しかし製作は理解にまさる。アラン

もし仮に、絶対の悪人がいるとしたら、それはまさしく、信じることができない人間をいうのだ アラン

野心家の主な幸福は忙しいということである。アラン

「衣服は習慣だ」という代わりに「習慣は衣服だ」と言いたい。アラン

恐怖には、恐怖に対する恐怖というものしかない。アラン

制服というものは、人間に安堵と尊敬とを同時に与える。そして全ての服装は、多かれ少なかれ制服である。アラン

困難に陥った時、切り抜ける手だてになるのは自分の意志だけだ。アラン

後悔とは、苦い徒労の後戻りである。それは過失の誤った利用である。アラン

年代順にいえば、恋愛の次には野心が、野心の次には貪欲が来る。アラン

楽天主義は意志の所産だが、厭世主義は人間が自己を放棄した時の状態である。アラン

喜びにむかう思想は健康にもむくものである。アラン

幸福というものの中には、人が考えるよりも意志の力が働いている。アラン

懐疑は賢者の冠である。アラン

羨望は競争相手がいなくとも羨望する。アラン

嘘つきがいつでも必ず嘘をつくとしたら、それは素晴らしいことである。アラン

いかなる職業でも自分が支配するかぎり愉快であり、服従するかぎり不愉快である。アラン

人間は意欲すること、そして創造することによってのみ幸福である。アラン

青年は恋愛を欲しがり、壮年は地位を欲しがり、老人は貪欲になって地位も金も名誉もすべて欲しがる。アラン

外部に支えを求める精神は弱い精神である。アラン