芥川龍之介一覧

人生は一箱のマッチに似ている。重大に扱う

人生は一箱のマッチに似ている。重大に扱うのは莫迦莫迦(ばかばか)しい。重大に扱わなければ危険である。芥川龍之介

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私は不幸にも知っている。時には嘘によるほ

私は不幸にも知っている。時には嘘によるほかは語られぬ真実もあることを。芥川龍之介

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自然を愛するのは、自然がわれわれを憎んだ

自然を愛するのは、自然がわれわれを憎んだり、嫉妬しないためでもない事はない。芥川龍之介

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恋愛もまた完全に行われるためには何よりも

恋愛もまた完全に行われるためには何よりも時間を持たねばならぬ。芥川龍之介

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人生の悲劇の第一幕は、親子となったことに

人生の悲劇の第一幕は、親子となったことに始まっている。芥川龍之介

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我々はしたいことの出来るものではない。た

我々はしたいことの出来るものではない。ただ、出来ることをするものである。芥川龍之介

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人生はつねに複雑である。複雑なる人生を簡

人生はつねに複雑である。複雑なる人生を簡単にするものは暴力よりほかにあるはずはない。芥川龍之介

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人生は、一行のボオドレエルにも若かない。

人生は、一行のボオドレエルにも若かない。芥川龍之介

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阿呆はいつも彼以外のものを阿呆であると信

阿呆はいつも彼以外のものを阿呆であると信じている。芥川龍之介

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世論はつねに私刑である。私刑はつねに娯楽

世論はつねに私刑である。私刑はつねに娯楽である。芥川龍之介

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物質的欲望を減ずることは、必ずしも平和を

物質的欲望を減ずることは、必ずしも平和をもたらさない。我々は平和を得るためには、精神的欲望も減じなければならない。芥川龍之介

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われわれを恋愛から救うものは、理性よりも

われわれを恋愛から救うものは、理性よりもむしろ多忙である。芥川龍之介

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最も賢い生活は一時代の習慣を軽蔑しながら

最も賢い生活は一時代の習慣を軽蔑しながら、しかも、その又習慣を少しも破らないように暮らすことである。芥川龍之介

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人生は落丁の多い書物に似ている。一部を成

人生は落丁の多い書物に似ている。一部を成すとは称し難い。しかし兎(と)に角(かく)一部を成している。芥川龍之介

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結婚は性欲を調節する事には有効であるが、

結婚は性欲を調節する事には有効であるが、恋愛を調節する事には有効ではない。芥川龍之介

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天才の悲劇は「小ぢんまりした、居心地のよ

天才の悲劇は「小ぢんまりした、居心地のよい名声」を与えられることである。芥川龍之介

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幸福とは幸福を問題にしない時をいう。芥川

幸福とは幸福を問題にしない時をいう。芥川龍之介

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わたしは良心を持っていない。わたしの持っ

わたしは良心を持っていない。わたしの持っているのは神経ばかりである。芥川龍之介

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どうせ生きているからには、苦しいのはあた

どうせ生きているからには、苦しいのはあたり前だと思え。芥川龍之介

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忍従はロマンティックな卑屈である。芥川龍

忍従はロマンティックな卑屈である。芥川龍之介

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創作は常に冒険である。所詮は人力を尽した

創作は常に冒険である。所詮は人力を尽した後、天命に委(ま)かせるより仕方はない。芥川龍之介

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わたしは二三の友だちにはたとい真実を言わ

わたしは二三の友だちにはたとい真実を言わないにもせよ、嘘をついたことは一度もなかった。彼等もまた嘘をつかなかったら。芥川龍之介

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人生を幸福にするためには、日常の瑣事(さ

人生を幸福にするためには、日常の瑣事(さじ)を愛さなければならぬ。芥川龍之介

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古人は神の前に懺悔した。今人は社会の前に

古人は神の前に懺悔した。今人は社会の前に懺悔している。芥川龍之介

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成すことは必ずしも困難ではない。が、欲す

成すことは必ずしも困難ではない。が、欲することは常に困難である。少なくとも成すに足ることを欲するのは。芥川龍之介

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他を嘲(あざけ)るものは同時にまた他に嘲

他を嘲(あざけ)るものは同時にまた他に嘲られることを恐れるものである。芥川龍之介

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運命は偶然よりも必然である。〈運命は性格

運命は偶然よりも必然である。〈運命は性格の中にある〉という言葉はけっして等閑(なおざり)に生まれたものではない。芥川龍之介

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女は常に好人物を夫に持ちたがるものではな

女は常に好人物を夫に持ちたがるものではない。しかし男は好人物を常に友だちに持ちたがるものである。芥川龍之介

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道徳は便宜(べんぎ)の異名である。「左側

道徳は便宜(べんぎ)の異名である。「左側通行」と似たものである。芥川龍之介

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人生の競技場に踏みとどまりたいと思ふもの

人生の競技場に踏みとどまりたいと思ふものは、創痍(そうい)を恐れずに闘はなければならぬ。芥川龍之介

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